凸凹長女の育児⑩〜年長6〜
凸凹長女の心理検査は、約2ヶ月後の9月に予約がとれました。
その結果をまとめて説明を受けるため、たしか受診はその1.2週間後だったと思います。
心理検査までの間も、我が家は大荒れでした。
毎朝のバトル、帰ってからのかんしゃく、「今日も遊べなかった」と聞いて一緒に落ち込む。
私も仕事に次女の子育てもあり、精神的にストレスや疲労が溜まって職場でもメンタルがグラグラで心療内科に受診を勧められて受診するようになりました。
本を何冊も買って読んでも長女の行動が理解できず、療育センターへも何度も電話して相談しました。
そのたびに看護師さんが「私達でよければ一緒に考えるので、いつでも電話してくださいね」と言ってくださり、救われました。
何度か電話した頃、「ちょうど先生の空き時間があるので、検査の前にもう一度来られますか?」と言っていただき、長女と受診に行きました。
先生とも困り事を話し、相談にのってもらいました。
先生からは「まだ検査はしていませんが、自閉スペクトラム症で間違いはないと思います。ずっと付き合うものになるので、気長にやっていきましょう。」と言われ、少しホッとしたのを覚えています。
分かってはいても、どこかで自分が悪いのではないかと、私も思っていたのだと思います。
それからも療育センター、保育園の先生に相談し、母にもグチりながらなんとか心理検査の日まで頑張りました。
療育センターへ受診してきました
凸凹長女、先日療育センターへ約1年ぶりに受診してきました。
今回の診察でも、まずは「何年何組?」「学校楽しい?」「何して遊んでる?」などの受け答え、次に漢字や計算などをしてから私と先生でお話といったかんじでした。
勉強はとりあえず問題なし。
今回分かったことは、「凸凹長女は色々やらかしているけど本人は何も困らず楽しんでいる」ということでした。
先生にお伝えしたのは、①片付けができず、忘れ物無くしものが多い。②トイレにギリギリまで行かずに漏らしてしまった。③気分のムラが激しい。朝起きた時から不機嫌マックスの時もあれば、テンションが上がり過ぎて妹にかまいまくって泣かせたりする。というのが主な点でした。
③について、アドバイスをいただきました。「感情のラベリングとレベリングができるようにしていけるといい」ということです。
まずラベリングは、まだ感情が未分化で、快不快に分かれてしまうとのこと。
そのため、ワーっとなった時に、その感情に名前をつけて理解できるようしてあげるようにするようにすることが必要だそうです。
レベリングは、常に0か100ではなく、温度計なような絵を使い、「今は30、昨日は70だったから昨日よりはいいね」とどれぐらいを本人にも理解できるように表していくことが必要だそうです。
もうちょっと本を探して読んで勉強します。
②に関しては、女の子なので生理なども始まるため心配です。
なので次回から自動精神科に変わることになりました。
「問題があるのに本人は気にしていない」というのも、今後周りの女の子達が気にするようになったらいじめなどにも繋がりかねないですしね。。。
①に関しては、AEHDの気質も強くなってきているか?とのことで、とりあえず様子見です。
次回早めの受診をとのことで、5月に予約をしました。
3年生になって、どうなっていくのか、先生にはしっかりお手紙を書いて、少し見守りたいと思います。
凸凹長女 年長時代にランドセルのCMに困った話
凸凹長女が年長だったころ、とても困っていたことがありました。
長女のかんしゃくの原因にもなった困りごとの原因は、某ランドセルのCMなどでした。
何が困ったかというと、「かっこいい一年生になろう!!」のセリフです。
我が家では一年生になることに対しては「楽しみだね~」程度にしていて、「一年生になるからこれができなくてはいけない!」などと言ってプレッシャーをかけないように気を付けていました。
しかし、このCM。子どもの好きなアニメなどの途中に頻繁に流れていました。
最近テレビは録画して見ているのでCMはほとんど見ないのですが、今でもこんなかんじで流れているんですかね?
「かっこいい一年生」に長女はとても引っ掛かり、何か思い通りにできない時などに「かっこいい一年生はこうするの!!」と、自分に勝手にプレッシャーをかけていたようです。
「一年生みんながそんな風にはできないよ。ここまでできただけですごいじゃん」と声をかけても「違う!かっこいい一年生になろうって言うじゃん!」と暴れていました。
普通の子にとっては「かっこいい一年生になろう!!」というのは楽しみに繋がるんですかね?
発達障害の子にとっては未来を想像することは難しく、「かっこいい」という漠然とした言葉も難しいですよね。
きっと同じような方もいるかと思います。
やはり見たい番組は録画して、必要のない情報・CMはバンバン飛ばしていきましょう!
こんな小さなことでも、たくさんの人が理解してくれる世の中になったらいいなあと思います。
母の部屋探しの条件
母と凸凹弟が引っ越してくることになり、部屋探しをしました。
母の部屋の絶対条件が「2DK以上で個室同士の間に扉がなく、壁で仕切られていて完全に個室になっている部屋」でした。
完全個室が必要な理由は、やはり弟に凸凹があるからのようです。
母は働いて疲れて帰っても、弟は気づかず自由にゲーム三昧。
やる事がない日も、家事をすることにも頭は回らないようです。
まぁ、うちの凸凹夫もですけどね。。。
空気は読めない。気は利かせられない。見たくない物は全く見えない。ですよね。
そんな姿や気配を近くに感じることがとてもストレスのため、完全個室が絶対条件とのことでした。
凸凹家族の難しさですよね。
私が実家にいる時は、母が働いていたので小学生の頃から夜ご飯作ってましたしね。
うちの凸凹家族は今からどうなる事でしょう。。。
薄い期待を胸に、今からしっかり練習、声かけをしていきたいと思います!
凸凹長女の育児⑨〜年長5・療育センターへ〜
長女年長の6月に初めて療育センターを受診しました。
初診では、先生と長女が「何保育園の何組?」「担任の先生の名前は?」「何をして遊ぶのが好き?」など簡単な受け答えをして、「自分の名前を書ける?」「(室内の物を指して)これは何?」など、読んだり書いたり、物の名前が言えるかの確認のようなことをされました。
その後、長女は同じ室内の別の空間で保育士さんに遊んでもらい、私と先生でお話をしました。
今までの発達、生活習慣や生活動作のできること、今の困りごと、それにどのように対処して効果はどうかなどをお話したと思います。
先生からは、「これだけでは診断はできないので、心理検査の予約をして、その日にちに合わせて次の診察を予約して帰ってください。」と言われ、保育園で先生に記入してもらう用紙も預かって帰ることになりました。
発達障害 小学校入学準備でQチェアマットが良かったよー!
凸凹長女の小学校入学前に困っていたことの一つに、「体幹の筋力がなく姿勢が悪いため、イスからずり落ちる」でした。
長女はみんなで食事をしていても、突然いなくなる!なんてことがたびたびありました。
そのことを療育の先生に相談すると、ゴムQのQチェアマットを紹介していただきました。
ゴムQさんはシリコンゴムを使った福祉用品や生活補助具を作っている会社です。発達障害の子どもに役立つ商品もたくさん取り扱っています。スマホ用の通販サイトがあるので、私もそちらから購入しました。
Qチェアマットは、座面用姿勢保持マットです。
体圧分散ができ、シリコンで滑りにくいことで座位姿勢が崩れにくくなり、学習中の注意力散漫を防ぐための商品です。
すぐにインターネットで購入し、家で試してみました。
すると、姿勢は悪くても、椅子からずり落ちることはなくなりました!
入学前、担任の先生と面談をする時に「入学式の椅子はもしかしてパイプ椅子ですか?」と質問しました。
すると、やはりパイプ椅子とのことで、式がの前日にマットをお預けして、椅子に設置していただくことにしました。
おかげさまで、入学式中は足をぶらぶらはさせていましたが、椅子からずり落ちることはありませんでした。
また、授業に少しでも集中してもらうため、教室の椅子にもQチェアマットを使用したいことをお伝えし、承諾を得ることができました。
その際先生から「無くなったりしてはいけないので、椅子にきちんとヒモなどで取り付けられるようにしてください」と言われました。
すぐに学校用のマットを注文し、ゴムQさんに椅子への取り付け方法をメールで相談しました。
するとすぐに、「シリコン製のため、穴を開けるとそこから裂けてしまう。シリコン用の強力接着剤でヒモを取り付けるのがよい」という内容のお返事をいただきました。
ホームセンターで接着剤を購入し、ヒモをつけ、教室の椅子にもQチェアマットを取り付けさせていただきました。
2年生になってからは、デイサービスでの運動などによって筋力もついてきたため、椅子から落ちることもなくなり、学校では使わずに様子を見ています。
家でもやめてみたのですが、「いすにちゃんと座れん!」とかんしゃくを起こすことがあるので、また復活させています。
勉強が難しくなったら学校でもまた活躍する日がくるかもしれません。
本当にお世話になっております。
ありがとうございます!